明治24年 奈良県室生村にて生まれる
明治43年 東壽の号で一刀彫を始める(三代目神箸東林に師事する傍ら、絵画を春日有職絵師の和田貫水に学ぶ)
大正 9 年 全国勧業博覧会(京都)に「鍾馗」を出品、銅賞を受賞
大正12年 久邇宮良子女王殿下に「内裏雛」をお求めいただく
大正13年 奈良春日大社の「えと」の制作を始める
大正14年 号を「東壽」より「杜壽」と改名し、奈良県彫工会会員として「第一回工芸品展覧会(大阪三越呉服店)」に参加
昭和42年 昭和6年作の「未」が、お年玉年賀切手のデザインに採用
昭和55年 奈良県立美術館にて開催された奈良人形展に、「葵上」「白僧主」「後高砂」など5点が展示
平成30年 「悠久の美と技」展に「鍾馗」展示 奈良県立美術館
昭和44年 二代目杜壽の長男として奈良市で生まれる
昭和50年 大蔵流狂言を春日禰宜座狂言会にて始める(〜同61年)
昭和54年 奈良興福寺の薪能で「重喜」を演じる
平成 4 年 筑波大 芸術専門学群彫塑専攻卒業、以後一刀彫に従事
平成 5 年 杜秀 襲名
平成 6 年 伝統的工芸技術習得の奨励事業対象者に選出され、展示会等を開催
平成 8 年 第15回「奈良工芸展」(近鉄百貨店阿倍野店)出品、以後毎年参加 (〜同14年)
平成10年 「一刀彫 大林杜壽・杜秀展」 奈良県商工観光館匠ギャラリー (〜同22年)
平成12年 「奈良工芸フェスティバル」出品 なら工芸館 (〜同27年)
平成21年 「ゼクウ」干支特集 出品 ライトアップショッピングクラブ (毎年継続中)
平成28年 「大人たちの雛祭り展」出品 銀座・三越
平成30年 「悠久の美と技」展に「十五人揃雛」展示 奈良県立美術館
現在 日本美術家連盟 会員
奈良一刀彫(奈良人形)は、独特の大きな面取りと華やかな彩色を特徴とする古都奈良の伝統工芸品です。
大林杜寿園は、初代から奈良春日大社より春日有職の称号をいただき、父子三代に渡り優美で気品あるお人形作りを心掛けて参りました。春日大社新春吉例の干支飾りも、毎年制作しております。
三代目杜秀はこの伝統を受け継ぎつつ、美術工芸品として末永くお飾り頂ける作品となるよう制作に励んでおります。新春や初節句、各種お祝いなどに相応しいお品をご用意しております。是非作品をご覧の上、ご用命頂ければ幸いです。